新幹線 格安の悩みどころ
「チベット訪問・チベット高原大走破の旅」で、ゴールデンウイークの4月下旬から2週間、ラサからネパールの首都カトマンズまで、約1000キロに及ぶ″中国・ネパール友好道路″の大走破を体験するというもの。
たちどころに23人も集まったのには驚いた。
参加者は女性15人、男性8人で、最高年齢は77歳の女性、平均年齢は53歳だった。
K会の会員、山仲間、Aカルチャーの博多、岡山、大阪各教室の受講生たちで占められていた。
一行は香港から鉄道で広州へ・広州から空路で成都に寄り、T航のB707機でチベット入りしたのは、日本を出てから4日目だった。
香港経由にしたのは、北京経由よりも料金を安くするため。
この楽しくて有意義、にしかも波乱に満ちた旅を、順を追って紹介しよう。
コンガ空港からラサ市までは車で1時間半。
一行は興奮して窓からカメラの放列、活発な談笑が続く。
まだ高度の影響はでていないようだ。
ラサ飯店(ホテル)に着くと、最高齢のSさんは体調が悪く、部屋で横になる。
他の全員は昼食をとる。
午後は高度順応のために休養とする。
夕食には7人が頭痛、吐き気などを訴えて欠席する。
標高3700メートルだから、高度障害を受けるのは当然のことだ。
体質による個人差が激しいが、部屋に備え付けの酸素を吸って安静にしておれば、ほとんどの人は翌日には治るものである。
早目の手当てが大切だ。
高度障害を促進させるので、順応するまでアルコール飲料は絶対禁物。
翌朝、5人がすっかり回復し、2人はまだ元気がなかったが、とにかく全員でセラ寺に向かう。
昨夜の降雪でラサ市をとり囲む山々は真っ白だ。
8時半の出発といえば早くないようだが、中国では全土で北京時間を採用しているから、北京と約2時間の時差があるラサでは、実際には6時半ということになる。
気温は摂氏5度。
9時すぎ、セーフ寺の朝の勤行が終わると赤い僧衣をまとったラマ僧たちが、ニコニコ顔で本堂から出てきた。
と同時に数十匹の毛の長い中型犬が群がってきた。
餌を手にした少年僧が、犬の輪のなかに入っていく。
これらの犬はすべて野犬だ。
まるで飼い犬のように人なつこくてかわいい。
ラマ教は殺生を厳禁しているから、野犬にも十分に餌を与え、かわいがる習慣があるためだろう。
体調を崩していた2人も回復して、午後はラマ教の大本山であるジョカン寺に出かけた。
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